第2章の付録

 

熱力学の建設に貢献した人々

Nicolas Leonard Sadi Carnot, 1796-1832

James Prescott Joule, 1818-1889

Rudolf Clausius, 1822-1888

William Thomson (Lord Kelvin), 1824-1907

James Clerk Maxwell, 1831-1879

Ludwig Boltzmann, 1844-1907

 

熱力学の定数など

A. Avogadoro’s number, 6.02 x 1023 

R, Gas constant, 8.314 x 107 erg/molegrees = 1.986 cal/moldegrees

h, Planck’s constant, 6.55 x 10-27 cm.2.gm.sec-1

k, Boltamann constant, R/A, 1.38x10-16 erg/degree

 

1 calorie = 4.185x107erg

1eV = 1.60x10-19 J = 1.60x10 –12 erg

 

Celsius温度、C絶対温度K, T(K) = 273.15 + t(c)

室温 T = 290K or 300K.

 

この章の学習方法

 われわれが必要とする熱力学と統計力学の基礎に関して、最も優れた初心者向けの解説書は、朝永振一郎、物理学とは何だろうか(上、下)、岩波新書である。この上巻は、カルノー、クラウジウスの第2法則とエントロピーの解説に、下巻は、気体(分子)運動論を用いてのMaxwellBoltamannの仕事の紹介になっている。また、渡辺慧、時間の歴史、東京図書、1973年は、後の量子力学との関係にも言及している、この講義を通じた重要な文献である。コピーを入手できるようにしておくので、これらは必ず読んでおくこと。

実用的な計算には、参考文献としてあげた、菅宏、あるいは、バークレー物理学シリーズの統計物理(上下)、および、マンチェスター物理学シリーズの統計物理学(I,II)がよい。本文中、および章末の演習問題も理解を助けるので、試みること。