分配関数は、

      

         

であり、エネルギー表示では、

         

これは古典論の表示とまったく同じである。しかし、このエネルギーをどう計算するかが異なる。この場合、密度演算子は、 

 

          

 

よって、エネルギーの平均値は、

与えられる。これより、熱力学的な諸量が求められる。

 

 

量子力学的なグランドカノニカル分布は

 

        

 

グランドカノニカルな分配関数は、

         

 

これから物理量の平均値が計算できる。